ペット可賃貸で起きた近隣トラブル実例|鳴き声・におい苦情の対処法

ペット可賃貸で起きた近隣トラブル実例|鳴き声・におい苦情の対処法 入居後のトラブル・費用対策
この記事は約7分で読めます。

こんにちは、もふ美です。

「ペット可物件なら、ペットちゃんの鳴き声や臭いは我慢してもらえるはずよね」そう思っている方、実は少なくないんです。

でも実際には、ペット可物件でも近隣トラブルは起こります。

ええー!? って感じですよね……。
私がこれまでお客様のサポートをしてきた中でも、「ペット可なのに苦情を言われた」「どう対処すればいいのかわからない」というご相談を何度も受けてきました。

この記事では、ペット可賃貸で実際に起きた近隣トラブルの事例と、その対処法について詳しくお伝えしますね。大切な家族であるペットちゃんと、周りの方とも良好な関係を保ちながら暮らすためのポイントをご紹介します。

ペット可物件でもトラブルは起こる!その理由とは

まず知っておいていただきたいのは、ペット可物件=騒音や臭いが許される物件ではないということなんです。

ペット可物件は、あくまでも「ペットの飼育が認められている」というだけで、ペットによる騒音や臭いまで許容されているわけではありません。実際、私のお客様でも「ペット可だから大丈夫だと思っていた」と驚かれる方が多いんですよ。

ペット可物件であっても、賃貸借契約には「近隣に迷惑をかけないこと」という条項が含まれていることがほとんどです。つまり、飼い主さんには、周りの方々に配慮する責任があるということなんですね。

ペット可物件でよくあるトラブルの種類

2026年2月現在、ペット可賃貸で特に多いトラブルは次の3つです。

1. 鳴き声による騒音トラブル 犬の無駄吠えや猫の夜鳴き、足音などが原因で起こります。

2. 臭いによるトラブル 排泄物の臭いや体臭が共用部分や隣室に漏れて苦情につながります。

3. 共用スペースの汚れ 廊下やエレベーターでの毛の落下、バルコニーでのブラッシングなどが問題になります。

それでは、それぞれのトラブル事例と対処法を詳しく見ていきましょう。

鳴き声トラブルの実例と対処法

実際にあった事例:留守中の無駄吠えで苦情に

以前、私が担当したお客様のAさん(30代・会社員)のケースをご紹介しますね。

Aさんは小型犬を飼っていて、日中は仕事で留守にされていました。ペット可マンションに住んでいたので安心していたそうなのですが、ある日管理会社から「お宅の犬の鳴き声がうるさいと苦情が来ています」と連絡があったんです。

Aさんはとてもショックを受けていました。「ペット可なのになぜ?」と。

でも実は、Aさんが留守中、愛犬が寂しさから吠え続けていたんですね。ご自身ではまったく気づいていなかったそうです。

鳴き声はどのくらいの音量?

環境省のデータによると、犬の鳴き声は正面5メートルの位置で約90〜100デシベルにもなります。これはパチンコ店内と同じくらいの音量なんですよ。掃除機やピアノよりもうるさいこともあるんです。

ペット可物件に住んでいる方の中には、ペットを飼っていない方もいらっしゃいます。そういった方にとって、毎日のように大きな鳴き声が聞こえるのは、本当につらいことなんですよね。

鳴き声トラブルへの対処法

飼い主さんができる対策

しつけの徹底 無駄吠えを減らすには、やはりしつけが一番大切です。ご自身でのしつけが難しい場合は、ペットトレーナーなどプロの方に相談するのもおすすめですよ。

防音対策の実施

  • 防音マットやカーペットを敷く(足音対策にも効果的)
  • 防音カーテンを設置する
  • 窓からの鳴き声漏れを防ぐ

生活環境の見直し 留守中に吠えるのは、寂しさや不安が原因のことが多いんです。散歩の時間を増やしたり、留守中に音楽をかけておくなど、ペットちゃんがリラックスできる環境を作ってあげてくださいね。

近隣への挨拶 入居時や、ペットを迎え入れる前に、上下左右のお部屋の方へご挨拶しておくことをおすすめします。「ご迷惑をおかけするかもしれませんが、気をつけます」と一言伝えておくだけで、トラブルになりにくくなるんですよ。

苦情を受けた時の対応

もし苦情を受けてしまった場合は、まず素直に謝罪することが大切です。「ペット可だから」と開き直るのは絶対にNGです。

  1. 管理会社や大家さんに状況を報告する
  2. 具体的な対策を考えて実行する
  3. 改善の様子を定期的に報告する

この流れを守ることで、誠意が伝わりやすくなりますよ。

周りの方が困っている場合は?

もしあなたが鳴き声で困っている側だった場合、相談先は以下の通りです。

管理会社・大家さん まずはこちらに相談するのが一番です。物件を管理する責任者が間に入ってくれます。

自治体の窓口や保健所 管理会社への相談で改善しない場合は、市役所や保健所に相談することもできます。動物愛護管理法に基づいて、飼い主さんへの指導をしてくれることがあるんです。

ただし、直接飼い主さんに苦情を言うのは、関係が悪化するリスクがありますので、できるだけ管理会社を通すことをおすすめします。

においトラブルの実例と対処法

実際にあった事例:「玄関前の臭いがきつい」と苦情

次にご紹介するのは、猫を2匹飼っていたBさん(40代・自営業)のケースです。

Bさんは猫ちゃんたちととても仲良く暮らしていたのですが、ある日隣の方から「玄関前の廊下で動物の臭いがきつい」という苦情が管理会社に寄せられました。

Bさんご自身は臭いに慣れてしまっていて、まったく気づいていなかったそうです。実は、トイレの掃除が十分ではなく、臭いが共用廊下まで漏れていたんですね。

においの主な原因

ペットちゃんの臭いには、大きく分けて3つの原因があります。

1. 排泄物の臭い 特に猫の尿は、放置すると強い臭いの原因になります。室内飼いが一般的なペット可賃貸では、トイレの管理がとても重要なんです。

2. 体臭 定期的にシャンプーをしないと、体臭が部屋にこもってしまいます。

3. エサの臭い 食べ残しや汚れたお皿から、独特な臭いが発生します。特に夏場や梅雨時期は要注意ですよ。

においトラブルへの対処法

日常的にできる対策

こまめな掃除と換気

  • トイレは毎日掃除して、排泄物はすぐに処理する
  • 部屋を定期的に換気する
  • カーペットや布製品も定期的に洗濯する

消臭グッズの活用 ペット専用の消臭スプレーを使うことをおすすめします。人間用の芳香剤ではあまり効果がないんですよ。臭いの元から除去するタイプを選んでくださいね。

ペットちゃんのケア

  • 定期的にシャンプーをして体を清潔に保つ
  • 食べ残しはすぐに片付ける
  • お皿もこまめに洗う

共用スペースでの配慮

  • 共用廊下やエレベーターではペットを抱きかかえる
  • バルコニーでブラッシングをしない(毛が隣の部屋に飛んでトラブルになります)
  • バルコニーでペットを飼育しない

苦情を受けた場合の対応

においの苦情を受けた場合は、すぐに対策を始めることが大切です。

実際、私のお客様のBさんは、苦情を受けてすぐに以下の対策を実施されました。

  1. トイレを増やして、掃除の回数を1日3回に増やした
  2. 空気清浄機を購入した
  3. 週1回のシャンプーを始めた
  4. ペット専用の消臭剤を使い始めた

その結果、1ヶ月ほどで苦情がなくなったそうです。隣の方にも「改善してくれてありがとう」と言っていただけて、ホッとされていましたよ。

その他のよくあるトラブル

共用スペースでのマナー違反

事例:エレベーターで犬を歩かせて毛が落ちる

中型犬を飼っていたCさんは、エレベーターや廊下で愛犬を歩かせていました。でも、換毛期に抜けた毛が共用スペースに残ってしまい、ペットを飼っていない住民の方から苦情が出てしまったんです。

対策

  • 共用スペースではペットを抱きかかえる
  • ブラシをかけてから外出する
  • 共用スペースを汚してしまった場合は、すぐに掃除する

退去時の高額な原状回復費用

ペット可物件では、退去時の原状回復費用が通常の1.5〜2倍、場合によっては100万円近くになることもあります。

よくある原状回復の対象

  • クロスやカーペットに付いたペットの尿や嘔吐物のシミ
  • 壁やフローリングの引っかき傷
  • ケージやキャットタワーを置いたことでできた傷

入居中からこまめにケアしておくことで、退去時の費用を抑えることができますよ。床にマットを敷いたり、壁に保護シートを貼るなどの対策をおすすめします。

トラブルを未然に防ぐためのチェックリスト

最後に、ペット可賃貸で快適に暮らすためのチェックリストをまとめますね。

入居前にチェック

✅ 飼育可能なペットの種類・大きさ・頭数を確認する

✅ 敷金や原状回復の条件を契約書で確認する

✅ 物件の防音性を内見時にチェックする

✅ 近隣に動物病院や公園があるか確認する

入居後に実践すること

✅ 上下左右の住民に挨拶をする

✅ ペットのしつけをしっかり行う

✅ 防音マットやカーペットを敷く

✅ 毎日トイレを掃除し、消臭対策をする

✅ 定期的に換気と掃除を行う

✅ 共用スペースではペットを抱きかかえる

✅ バルコニーでブラッシングをしない

✅ 床や壁を保護するシートを活用する

もしトラブルが起きたら

✅ 素直に謝罪する

✅ 管理会社や大家さんにすぐ相談する

✅ 具体的な対策を立てて実行する

✅ 改善の様子を報告する

まとめ

ペット可賃貸でも、近隣トラブルは十分に起こり得ます。

宅建士もふ美

ペット可物件にはペットに理解のある住人が多いのですが、ペットのお世話について知っているからこその苦情というのもあるんですよ。

でも、日頃からしっかりと対策をしていれば、トラブルを未然に防ぐことができます。

トラブルなく快適に暮らしている方は、みなさん共通して「周りへの配慮」を大切にされています。ペットちゃんはかわいい家族ですが、周りの方々にとっては他人のペットです。その違いを理解して、思いやりを持って行動することが大切なんですね。

大切な家族であるペットちゃんと、安心して楽しく暮らせる素敵なお家で、周りの方々とも良好な関係を築きながら生活できますように。この記事が、少しでもお役に立てたら嬉しいです。

何か困ったことがあったら、遠慮なく管理会社や大家さんに相談してくださいね。みんな親身になって相談に乗ってくれると思います。

タイトルとURLをコピーしました