こんにちは、もふ美です。
「やっとペット可物件を見つけたのに、初期費用が思ったより高くてびっくりした…」
実際、ペット可賃貸は普通の賃貸物件と比べて審査が厳しく、費用面でも思わぬ負担が発生することが多いんです。「こんなに条件が厳しいと思わなかった!!」というお声をよく聞きます。
この記事では、ペット可賃貸の厳しい現実と、大家さん審査のポイント、追加費用の相場、そして注意すべき点について、現場で培った経験をもとにできるだけわかりやすくお伝えしますね。
ペット可賃貸の審査、ここが厳しい
普通の賃貸物件なら収入や職業の確認だけで済むことも多いのですが、ペット可物件では「ペットそのもの」の審査も加わります。
ペットの審査で確認される項目
大家さんや管理会社から聞かれるのは、こんな内容なんです。
ペットの種類・サイズ
小型犬なら許可が出やすいのですが、中型犬や大型犬になると一気にハードルが上がります。実際、私のお客様で体重30kgのピットブルを飼っている方がいらしたんですが、物件探しは本当に大変でした。「抱きかかえられるならOK」という条件の物件をやっと見つけて、なんとか契約できたケースもありました。
猫ちゃんも、爪とぎによる壁や柱の傷が心配されるため、犬よりも審査が厳しい物件もあるんですよ。意外かもしれませんが、「犬はOKだけど猫はNG」という物件、結構あるんです。
飼育頭数
多くの物件では「犬・猫あわせて2匹まで」といった制限があります。多頭飼いをされている方の物件探しは、選択肢が本当に限られてしまうんです。以前、中型犬2匹を飼っている方の物件探しをお手伝いしたときは、何十件も問い合わせてやっと1件見つかったという状況でした。
しつけ・飼育歴
「今までどのくらいペットを飼っていますか?」「しつけはできていますか?」といった質問もよくあります。特に初めてペットを飼う方の場合、大家さんが「本当に大丈夫かな?」と心配されることも多いんです。
予防接種の証明
狂犬病の予防接種証明書の提出を求められることもあります。ペットちゃんの健康管理がきちんとできているか、という点も審査のポイントになるんですね。
留守中の対応
「日中、ペットはどうしていますか?」という質問も定番です。ケージに入れているのか、自由に過ごさせているのか。大家さんからすると、留守中に鳴き続けたり暴れたりしないか、というのが心配なポイントなんです。
審査が厳しい理由
なぜこんなに厳しいのかというと、大家さんの立場で考えると納得できるんです。
ペットを飼育すると、どうしても床や壁に傷がついたり、臭いが染みついたりします。退去後の原状回復費用が通常の2倍以上かかることも珍しくありません。さらに、鳴き声や足音での近隣トラブルも心配されます。一度トラブルが起きると、管理会社も大家さんも対応に追われますし、最悪の場合は他の入居者さんが退去してしまうこともあるんです。
こういったリスクがあるからこそ、審査も慎重になるんですね。
追加費用、ここが高い
ペット可物件で一番驚かれるのが、やはり費用面です。2026年1月現在、以下のような追加費用が一般的なんです。
敷金が1〜2ヶ月分追加
普通の賃貸なら敷金は家賃1〜2ヶ月分ですが、ペット可物件ではさらに1〜2ヶ月分上乗せされます。つまり、家賃1〜4ヶ月分の敷金を預けることになるんです。
例えば、家賃8万円の物件なら、通常は敷金8〜16万円のところ、ペット飼育の場合は16〜32万円。これ、結構大きな金額ですよね。
実は、私のお客様でも「敷金がこんなに高いと思わなかった」とおっしゃる方がとても多いんです。でも、これは退去時の原状回復費用に備えた預け金なので、きれいに使っていれば返ってくるお金なんですよ。
家賃も月2,000〜5,000円アップ
さらに、ペット飼育の場合は家賃そのものも上がる物件が多いです。一般的な賃貸物件より1.5〜2割、金額にすると月2,000〜5,000円ほど高くなります。
「ペット共生型マンション」といって、最初からペットと暮らすことを前提に建てられた物件は、設備が充実している分、家賃はさらに高めです。ドッグランや足洗い場が付いているような物件ですね。
初期費用の合計は家賃の4〜6ヶ月分
敷金の増額に加えて、礼金、仲介手数料、火災保険(ペット特約付き)などを合わせると、初期費用は家賃の4〜6ヶ月分になることが多いです。
家賃8万円の物件なら、初期費用は32〜48万円。これは最初にまとまったお金が必要ということなので、事前に準備しておくことが大切なんです。
退去費用は家賃+10〜20万円
そして、退去時にも注意が必要です。ペットを飼っていた場合、退去費用は家賃+10〜20万円が平均と言われています。
以前、猫ちゃん2匹を飼っていたお客様が退去される際、壁紙の全面張り替えとフローリングの補修で25万円かかったケースがありました。敷金から差し引かれて、さらに追加で支払いが必要だったんです。
特に、猫ちゃんの爪とぎの跡、わんちゃんのおしっこの臭い、フローリングの傷などは、通常のクリーニングでは落ちないため、専門的な対応が必要になってしまうんですね。
見落としがちな注意点
審査や費用以外にも、ペット可賃貸には見落としがちな注意点があります。
「ペット可」と「ペット相談可」は違う
この2つ、似ているようで全然違うんです。
ペット可物件は、条件を満たせば基本的にペットを飼えます。でもペット相談可物件は、大家さんとの相談次第で決まります。「相談可」だから必ず飼えるわけではない、というのがポイントなんです。
実際、「ペット相談可」と書いてあったので申し込んだのに、「大型犬はダメ」「猫は不可」と言われて断られてしまったケースもありました。物件を見に行く前に、必ず不動産会社に確認してくださいね。
途中から飼い始める場合は必ず相談を
「ペット可物件に住んでいるから、途中からペットを飼っても大丈夫だよね?」と思われるかもしれませんが、これは絶対にNGなんです。
途中から飼い始める場合は、必ず大家さんや管理会社に連絡して許可を取る必要があります。その際、追加の敷金を支払ったり、契約内容の変更が必要になったりします。
無断で飼い始めると、契約違反として強制退去や違約金の請求をされる可能性もあるんです。実際、私の知り合いの管理会社では、無断飼育が発覚して退去を求めたケースもあったとのこと。大切なペットちゃんのためにも、必ず正式な手続きを踏んでくださいね。
近隣トラブルのリスク
ペット可物件だからといって、すべての住人がペット好きとは限りません。ペットを飼っていない方も住んでいますし、中にはペットが苦手な方やアレルギーをお持ちの方もいらっしゃいます。
鳴き声、足音、共用部分での臭いなど、トラブルの原因はいろいろあります。エレベーターでペットを抱きかかえる、共用部分では必ずリードをつける、といったマナーを守ることが本当に大切なんです。
以前、私が担当した物件で、わんちゃんの夜中の鳴き声が原因で、隣の住人から苦情が入ったことがありました。飼い主さんは一生懸命しつけをされていたんですが、どうしても夜中に鳴いてしまうとのことで…。最終的には、防音対策を徹底することで解決しましたが、こういったトラブルは本当に心が痛むものです。
退去時の原状回復範囲を確認
契約時に「どこまでが入居者負担か」を必ず確認しておきましょう。
一般的に、ペットが原因の傷や汚れはすべて入居者負担です。でも、物件によっては「ハウスクリーニング全額負担」と契約書に明記されていることもあります。後で「こんなはずじゃなかった!」とならないよう、契約前にしっかり確認してくださいね。
ペット可賃貸で失敗しないためのチェックリスト
最後に、ペット可物件を探す際に確認しておきたいポイントをまとめておきますね。
✅ ペットの種類・サイズ・頭数が条件に合っているか
✅ 敷金・礼金・家賃の追加費用がいくらか
✅ 初期費用の合計金額を把握しているか
✅ 退去時の原状回復の範囲と費用の目安
✅ 「ペット可」か「ペット相談可」か
✅ 共用部分でのルール(抱きかかえる、リードなど)
✅ 周辺に動物病院があるか
✅ 予防接種の証明書は用意できるか
✅ 途中から飼う場合は事前相談したか
✅ 近隣への配慮(防音対策、しつけなど)の準備はできているか
まとめ
ペット可賃貸は、審査が厳しく、費用も高めに設定されています。でも、これはすべて「大切なペットちゃんと安心して暮らせる環境を守るため」なんです。
大家さんからすれば、原状回復費用や近隣トラブルのリスクを考えると、どうしても慎重にならざるを得ません。でも、逆に言えば、きちんとルールを守って丁寧に暮らせば、何の問題もないということなんですよ。
20年間、たくさんのお客様のペット可物件探しをお手伝いしてきましたが、「ペットちゃんのために、少し高くても良い環境を」と考えている飼い主さんがほとんどです。
大切な家族であるペットちゃんと、安心して楽しく暮らせる素敵なお家が見つかりますように。この記事が、少しでもお役に立てたら嬉しいです。
物件探しで困ったことや不安なことがあったら、遠慮なく不動産会社や管理会社に相談してくださいね。私たちは、みなさんとペットちゃんの幸せな暮らしを全力でサポートしますから。
※本記事の内容は2026年1月現在の情報に基づいています。物件や地域によって条件は異なりますので、詳細は必ず不動産会社や管理会社にご確認ください。

